財運と言えば、まず思い浮かぶのが蛇でしょう。
蛇は脱皮を繰り返して成長することから繁栄を意味し、縁起が良いものとされており、昔から蛇が脱皮した脱け殻を財布に入れておくと、お金が貯まるなどと言われています。
特に白蛇は仏様の化身であったり遣いと考えられ、信仰の対象にもなっています。
この財運というのは、お金に関わる運のことですが、残念ながら宝くじが当たって大金が転がり込むというようなことではありません。
蛇がとぐろを巻く姿は、ぐるぐると回っているように見えます。
これが、巡り巡るという意味から財運と言われる由縁であります。
同じように私達の周りの縁というものは、色々なところで結びついて回りながら、結果的に財運を運んできてくれているわけです。
仏様からのご縁、そして人とのご縁、そこからお金のご縁を頂いているということなのです。
自分が困らないように必要に応じて回して頂くということが、財運のご利益というわけです。
しかし、いつも自分のことだけを考えていたり、周りのご縁に感謝できない人には財運は来てくれないし、良い運は離れて行ってしまうかもしれません。何もしないで都合良く運は来てくれないものです。
運を引き寄せるためには、自分の心構えと、行いを正していく必要があります。
そうすることで、良い運は必ず自分のところに回って来てくれるはずです。今一度大切なご縁というものを考えてみていただければと思います。
縁(えん)と円(えん)はどちらもえん。縁から頂戴する円に対して、感謝の心を忘れずにいたいものです。
是非、財運の守護神、日體寺の巳の妙見大菩薩にお詣りして下さい。
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