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HOME > 一言法話 > 人間関係 |
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人間関係の巻 |
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ある小学校で、生徒達に悩みについてのアンケートがありました。
勉強のことや友達のこと。
健康のことや、異性のことなど、様々なことについての不安や悩みを、どれくらい感じているかという質問です。
少し感じている、あまり感じていない、まったく感じていないといったように、自分に当てはまるところに◯を付けていきます。
ある生徒の答えは、全部の項目でまったく感じていないに、◯が付けてありました。
これだけ見ると、本当に悩みが無いのなら良いのですが、周りのことが分かっていないのかと、逆に心配にもなります。
そして次の質問では、もし不安や悩みを抱えた時、どうすれば良いかと聞かれ、その生徒の答えは「好きなことを存分にする。悩みを抱えても、寝れば忘れるから寝る。その不安を一人で早く無くす。」でした。
寝れば忘れるから寝るって、とても無邪気な回答で、なんだか微笑ましい気持ちになります。
最後は、友達が悩んでいることが分かった時、何をしてあげようと思うかという質問に、「どうしたのか聞いてあげて、先生に言って友達の悩みを無くしてあげる。」という答えでした。
このアンケート、皆さんはどう感じられたでしょうか?
子供の頃はこんな感じだったはずなのに、大人になってだいぶ違ってきてはいませんか。
もちろん大人の社会ではもっと大変なことがたくさんありますが、一度昔の無邪気な心を思い出してみて下さい。
もしかすると、少しだけ心が軽くなるかもしれません。
私達には、縁という人と人との繋がりがあります。
そして、人は一人一人が尊い存在です。
お互いに尊重し合うことで、信頼や尊敬という人間関係を生み出します。
お釈迦様は私達に、人との関わり合いについて次のように示されています。
過ちがあれば、たがいに戒め合うこと。
良いことは互いに喜び合うこと。
苦しくとも決して見捨てないことです。
このように、まずは相手を思いやる気持ちがなければなりません。
そして、様々な人間関係の中に、自分が存在しているということです。
時には自分にとって嫌な相手が現れることもあるかもしれませんが、その関わりもまた、自分を成長させてくれることもあります。
困った時こそ、子供の頃の無邪気な心を思い出し、人との関わり合いを大切にして、本当に信頼し合える人間関係を築いていきましょう。 |
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