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常照山 日體寺(日体寺)京都清水坂
〒605−0862 京都市東山区清水四丁目151
TEL:075−561−1248(9:00〜17:30)
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HOME > 一言法話 > 孝養 |
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孝養(こうよう)の巻 |
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「親は十人の子を養えども、子は一人の親を養うことなし」という言葉がございます。
これは親というものは、何人の子供に対しても同じ愛情を持って育てるが、その子供は一人の親ですら養い難いという意味です。
親孝行をしたいという気持ちはあっても、なかなか出来ない。
あるいは出来なかったという方もおられるでしょう。
仏法では親孝行のことを孝養といい、三種の孝養があるとされています。
衣食住を施す下品(げぼん)と、親の意に従う中品(ちゅうぼん)と、功徳を積み供養する上品(じょうぼん)の孝養になります。
このように、父母に物質的な面で孝行することや、精神面で仕えることも大切な孝養ですが、仏様は最も尊い孝養は、上品の孝養であると示しておられます。
親が自分を、この世に産んで成長させてもらったその恩義を知り、両親を敬い感謝することが孝養なのであります。
はじめに申し上げたように、親は見返りを求めて子育てをしているのではありません。
子供達が仲良く、そして強く人生を歩むことを願っているのです。
そしていつか父母との別れが来た時に、感謝の志を捧げ供養することで最高の親孝行となるのです。
いつでも親孝行はできるということですから、実の孝養を尽すことを心掛けてください。 |
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