|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
常照山 日體寺(日体寺)京都清水坂
〒605−0862 京都市東山区清水四丁目151
TEL:075−561−1248(9:00〜17:30)
info@nittaiji.com |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
HOME > 一言法話 > 自受法楽 |
|
|
|
|
|
自受法楽(じじゅほうらく)の巻 |
|
人は誰でも喜びに満ちあふれた生活を願っているでしょう。
しかしながら、何かしらの苦悩も存在するはずです。
例えば、愛別離苦(あいべつりく)のように、愛する人との別れがあります。
これは、とても辛いことで悲しいことであり苦しみでありますが、自分で受け止めなくてはなりません。
別れによっての苦しみに潰されてしまうのではなく、その人との思い出だったり、共に過ごした楽しい時間を想い、感謝の心によって自分を前向きにもっていければ、苦しみから次第に救われていくでしょう。
苦とは、自分の思い通りにならないことから起こり、次第に大きくなることもあります。
早くその苦しみから逃れたいと模索しますが、それにはまず、実際に起きている苦しいことを、現実として受け止めなくてはならないのです。
自分に降りかかる苦しみは、苦しみとして向き合うのです。
そして、苦悩によって左右されない自分を持つことで、苦悩を乗り越えたところに楽があるのです。
法華経の教えに出会い、法という仏様の教えによって救われることが自受法楽です。
苦も楽も自分の中にあるけれども、ピンチをチャンスに変えるではありませんが、様々な苦悩に正面から向き合い、法を心のよりどころとして乗り越えていくことが仏様の示されているところなのです。
心に法の根をしっかりとはって、自分で自分を支えて真の幸せへと枝葉を広げていきましょう。 |
|
|
|
|