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常照山 日體寺(日体寺)京都清水坂
〒605−0862 京都市東山区清水四丁目151
TEL:075−561−1248(9:00〜17:30)
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HOME > 一言法話 > ステップアップ |
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ステップアップの巻 |
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近頃は、何か争い事が起こった時など、謝ることが負けを認めることだと考える傾向にあります。
責任を問われたりする可能性があるという心配が先に出てきて、謝るということが難しいような、そういう時代なのかもしれません。
それと近い考え方なのか、人に叱られたり、注意をされても、謝るということができない人が多くなっているように感じます。
もちろん、自分が間違ったことをしていないなら、謝る必要はありませんが、自分が間違えていることを知りながら、素直に謝ることができないのは、少し残念な気がします。
もし、自分が失敗した時や、間違ったことをしてしまった時は、気持ち良く謝りましょう。
なぜなら、叱ってくれる人や、注意をしてくれる人は、自分のことを気にかけてくれている証拠なのです。
どうでもいいと思っていたら、面倒なので注意なんてしないのです。その人が自分に期待をしてくれているからこそ、ということを考えてみて下さい。
そして、謝る時は反省だけではなく、気にかけていただいて、物事を教えていただいてという、御礼の気持ちが込められていなければいけません。
それには、素直に注意を聞き入れられる心を養っておく必要があります。
仏様は、お経の中に、質直(しちじき)にして意(こころ)柔軟(にゅうなん)にと教えておられます。
これは、正直に正しく物事を見て、我欲に染まらない心、柔らかで執われのない、素直な心を持たなくてはいけないということです。
せっかく注意をしてもらっても、それを受け止めて吸収する力がなければ、同じことの繰り返しになってしまいます。
素直に受け止め、心に刻んで気持ち良く謝るのが本当の姿です。
そして心に刻んだことを忘れずに、同じ失敗をしないように心がけることが成長する秘訣です。
心晴れやかに、ステップアップして下さい。
皆さんご存知の通り、失敗は成功の元です。
この心構えで、飛躍できるチャンスを無駄にしないように、心と頭を柔らかくしておきましょう。 |
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