|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
常照山 日體寺(日体寺)京都清水坂
〒605−0862 京都市東山区清水四丁目151
TEL:075−561−1248(9:00〜17:30)
info@nittaiji.com |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
HOME > 一言法話 > 教えを体得する |
|
|
|
|
|
教えを体得するの巻 |
|
お釈迦様の弟子に周梨槃特(しゅりはんどく)という方がおられました。
この方はものを覚えることが苦手で、自分の名前すら忘れてしまうほどでした。
そのことでいつも仲間から馬鹿にされていました。
そこでお釈迦様は「多くのことを知らずとも、一つの事を大切にすることこそ必要である」とお説きになり、周梨槃特に一本のほうきを渡され、「塵を払わん、垢を除かん」と掃除をしながら唱えるように教えられました。
周梨槃特はお釈迦様に教えられた通り、繰り返しその言葉を唱えながら、毎日掃除を続けました。
そして、掃除だけは誰にも負けないというほど上達した時、お釈迦様の教えの真理に気づかれたのです。
掃除とは心の塵を払い我を磨くことであり、煩悩の欲である垢を取り除くことであると悟られました。
このように、自らの行いによって心から仏様の教えに気づくということが、教えを体得するということなのです。
私達も仏様の真理を理解するようにつとめ、自分の心を磨いて教えを体得できるように精進してまいりましょう。 |
|
|
|
|