一言法話

常照山　日體寺（日体寺）京都清水坂
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日蓮宗大荒行堂の巻

皆様、ご無沙汰しております。
昨年の11月1日から本年2月10日まで、日蓮宗大荒行堂に3回目の100日間の修行に行って参りました。

皆様のお陰をもちまして、無事に帰って来ることができました。
心より感謝申し上げます。

荒行堂では、1日に7回水行があり、100日の間一度も欠かすことなく身を清めます。
その他の時間は、お堂にこもりお経を読み、書写行を続けます。
そして、ご本尊と諸天善神に守護を願い、ご祈願とご供養をするのです。

このような厳しい修行に耐えるには、自分の力だけでは乗り越えられません。
仏様とたくさんの人に力を頂戴し、その力が結びついてこそ成し遂げられるものなのです。

無事に100日の荒行が終わりますと、修行の功徳が集まり、自己の心身に功徳霊気がみなぎります。
その経力と、仏様と守護神様のご加護の力を、皆様に加えるのがご祈祷です。

ご祈祷によって、家の安全や健康を守護神様にお願いします。
荒行堂の修行で積ませていただいた功徳は、力を頂戴した皆さんの功徳でもあります。

その功徳をご祈祷によって受け取っていただくのです。
信仰心があれば、どこにいても仏様を心で感じることができます。

仏様をお祀りするということは、心から仏様の教えを信じ、実践することです。
そうすれば様々な願いというものは必ず仏様に伝わるに違いありません。

これからも共に信仰心を持って、益々精進をして参りましょう。