|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
常照山 日體寺(日体寺)京都清水坂
〒605−0862 京都市東山区清水四丁目151
TEL:075−561−1248(9:00〜17:30)
info@nittaiji.com |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
HOME > 一言法話 > 争いの炎を消す |
|
|
|
|
|
争いの炎を消すの巻 |
|
人の世は争いが絶えない世の中です。
互いに優劣をつけたり、奪い合ったりすることに一生懸命になっています。
周りを見ないで、自分のプライドや執着心から意固地になっていることもあるかもしれません。
しかし、争い事は自分を苦しめ他を傷つけることで、一つも良いことがありません。
火で火は消せないわけで、争いの炎というのはますます大きく燃え上がってしまいます。
長年争っていて、気が付いた時には命が燃え尽きる歳になっているということにもなりかねません。
私達はそんなことのために生きているのでしょうか?
お釈迦様は、合掌するところに争いは生まれないと教えられています。
それは見失っていた自分の心の中にある仏性(仏の心)に気付き、人を敬う心を取り戻すことで相手の心にも仏性が現れ、次第に怒りも小さくなるということなのです。
「右仏、左衆生と合わす手の、内ぞゆかしき南無の一声。」という歌がございます。
これは、右手が仏様、左手は私達衆生で自分を表します。
つまり手を合わせ合掌するということは、仏様と自分が出会い、心が繋がり一つになった姿なのです。
そして、自分の中の仏性に目覚めて、争いの炎を自らが消していければ、そんなに素晴らしいことはありません。
争いの原因は色々あると思いますが、些細なことでも争い続ければ、それが大変な事になってしまう場合もあります。
そんな時こそお釈迦様の教えを思い出し、争いばかりの人生を終わらせて、もっと大切なことに力を注いでいきましょう。 |
|
|
|
|