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常照山 日體寺(日体寺)京都清水坂
〒605−0862 京都市東山区清水四丁目151
TEL:075−561−1248(9:00〜17:30)
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HOME > 一言法話 > 火のごとく、水のごとくの信心 |
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火のごとく、水のごとくの信心の巻 |
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趣味や習い事で、誰でも経験があると思いますが、初めは情熱をもって熱心に取り組んで頑張っていても、時が経つにつれていつしかその熱も冷めてきて、だんだん面倒になってきたり、途中でやめてしまったりしたことがあるでしょう。
熱しやすく冷めやすいという言葉が胸にグサッと刺さります。
仏様への信心というのも同じ事が言えます。
例えば、自分に困ったことが起きた時や、叶えたい願いごとがある時には一生懸命仏様にお願いをします。
そして、抱えている問題が無事に解決して、願っていたことが思うようになったところで、仏様への信心は次第に薄れていってはないでしょうか?
これでは、一時的に熱心に仏様にお願いするだけの信心でしかありません。
火はボッと燃え上がりますが、燃える元となるものが無くなれば、その火も次第に小さくなり、そのうち消えてしまいます。
これが火のごとくの信心なのですが、実はこの仏様に願う気持ちが持てるということは、本当に大切な信心への第一歩でもあるのです。
そこから、水のごとくの信心へと移行して下さい。
川の始まりは山の地面からしみ出る一滴の水から始まります。
この水が集まって一筋の流れになり、それが小さいせせらぎになって川となっていきます。
その川がいくつも合わさって、やがて絶え間なく流れる大河となるのです。
このように、私達の仏様への信心というのも、川の流れのように持続していく事が大切だということです。
これが仏様の示されている水のごとくの信心です。
水のごとくの信心は、毎日の生活の中に仏様の存在を信じて、感謝の心を忘れないことです。
何事も続けていくということは大変なことかもしれませんし、もちろん努力も必要でしょう。
色々な困難にぶつかっても立ち止まることなく、途切れることのない水のごとくの信心を持ち、仏様の心のような広い大海を目指して、益々精進して参りましょう。 |
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