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常照山 日體寺(日体寺)京都清水坂
〒605−0862 京都市東山区清水四丁目151
TEL:075−561−1248(9:00〜17:30)
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HOME > 一言法話 > 心を耕す |
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心を耕すの巻 |
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これはお釈迦様のお話です。
ある日お釈迦様とお弟子さんが托鉢(たくはつ)の途中、畑仕事をする村人が「わたしは大地を耕して作物を作っているが、あなたは何か作っているのか?」と尋ねてきました。
お釈迦様はその村人に「我は心を耕す者なり。私達もあなたと同じ事をしているのだが、相手にしているのは人の心である」と答えられました。
お釈迦様は人の心を耕すということは、信仰を種とし、その種を育てる智慧を持ち、日々の修行に精進することであり、それがあらゆる苦難を除いて安穏なる実りをもたらすことになると説かれておられます。
作物を育てるには、硬い大地を一生懸命耕して土を柔らかくし、水と栄養分を欠かすことなく与えて、たゆまぬ努力を重ねることで、初めて実りの時を迎えることができるのです。
それと同じように私達の心も柔軟な心にしていかなくてはいけません。
ガチガチの心では信仰の種は芽を出すことはできません。
仏様の教えは皆さんの心の大地に降りそそぐ太陽の光であり、水や栄養分なのです。
そして、法華経を読んだり聞いたりすることも、仏様の徳を全身であびることになるのです。
さらにその徳は自分だけがいただくのではなく、ご先祖様にも同じように届くのです。
いつも自分の心を見つめ直して耕し肥やし、実りある豊かな心で生活できるように努力してまいりましょう。 |
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