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常照山 日體寺(日体寺)京都清水坂
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HOME > 一言法話 > 口安楽行 |
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口安楽行(くあんらくぎょう)の巻 |
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法華経に説かれている四安楽行(しあんらくぎょう)という四つの教えの中に、口安楽行という教えがございます。
この口安楽行では、他人の評価をしたり、長所や短所をむやみに言ってはならないと戒められています。
例えば、その人の悪い所や短所を指摘した場合、自分では相手のためだと思って言ったことであっても、素直にとられる時と、反発してとられる時とがあります。
これは、その人を褒める、長所を言った場合でも、同じような事が起こるのです。
同じ言葉でも、相手の受け止め方であったり、その時の状況やその人の置かれている立場によって、伝わり方がまったく違ってきます。
自分の思っている事とは違う意味にとられてしまうこともあるのです。
このように、他の人を評価し、それを本人に伝えるのは、とても難しいことです。
けれども上手く伝えることができれば、人間関係を円滑にする方法にもなるのです。
相手を不愉快にさせたり、傷つけたりする発言とならないためには、まずは相手のことを理解した上で、心から優しく思いやりのある言葉で伝えることです。
上辺だけの言葉は、相手にそれが伝わってしまい、信頼をなくすことになるでしょう。
これから、自分の周りの人に対して口安楽行を実践していきましょう。
そうすれば、自然と自分の心も、周りの人の心も豊かになって、今よりもっと良い関係を築いていけるでしょう。 |
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