一言法話

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諸天善神（しょてんぜんじん）の巻

諸天善神とは、大梵天王（だいぼんてんのう）、帝釈天王（たいしゃくてんのう）、大日天王（だいにってんのう）、大月天王（だいがってんのう）、大明星天王（だいみょうじょうてんのう）等、仏教の行者を守護する善神です。

仏壇の中で、御本尊の脇に祀られる鬼子母神（きしもじん）様や大黒天（だいこくてん）様も守護の善神なのです。
仏様の教えを信じ、修行を実践する行者を、降りかかる様々な災いや困難から守って下さるのです。

私達の側には、常にその諸天善神がおられ、仏法を一緒に聴聞しておられます。そして、益々その守護の力を増していかれるのです。私達の信仰が厚く強固なほど、諸天善神のお力も増大するということです。

また、諸天善神はそれぞれが役割を持っておられます。その人の何を守護するのか？例えば家を災難から守る、身体を病気や怪我から守る、厄や邪気から心身を守るというように、災いを祓って下さっているのです。

このように、諸天善神は常に守護神としておられ、私達は常にそのご加護をいただいていることを自覚して、仏道に励んでいかなくてはいけません。

家に新しく守護神をお迎えして、お祀りすることも大切なことです。
皆さんの家にはすでに諸天善神がおられますが、新しい守護神をお祀りすることで、その家や家族に対して、足りない部分を補うように守護して下さいます。

どんな家庭でも、何かしら悩みや苦しみがあることでしょう。
その苦を祓うべく、新たな役割を担ってお守り下さるということです。

最初に申したように、諸天善神は皆さんの信仰の力で守護の力を発揮されます。
正しい仏法を信心し、日々信行することを心掛けましょう。